【筋肉入門】主働筋と拮抗筋について

【筋肉入門】主働筋と拮抗筋について

筋肉は骨から別の骨へ、関節をまたいで付いています。

脳からの命令で筋肉が収縮することで関節を動かすことができます。

 

筋肉が付いている位置、つまり「起始と停止」を覚えることが重要です。

また、関節を動かす「主働筋」が収縮すると、反対の作用をする筋肉である「拮抗筋」も影響を受けます。

今回は「主働筋と拮抗筋」についてご紹介します。

 

関節の症状や筋肉系の症状をみていくにあたって、「主働筋」と「拮抗筋」をみていくことはとても大事です。

主働筋・・・関節を動かす筋肉

拮抗筋・・・主働筋と反対の作用をする筋肉

主働筋が収縮して短くなることで関節が動きます。

そのとき、反対の作用をする拮抗筋は伸ばされています。

筋肉をみていく上で重要なのが、「主動筋」と「拮抗筋」の両方をみていくということです。

 

主働筋と拮抗筋の両方をみていくことが大事

肘関節を例に説明します。

肘を曲げる作用のある上腕二頭筋、肘を伸ばす作用のある上腕三頭筋があります。

肘を曲げる際は上腕二頭筋が主働筋となり、反対の作用をする上腕三頭筋が拮抗筋となります。

肘を伸ばす際は上腕三頭筋が主働筋となり、反対の作用をする上腕二頭筋が拮抗筋となります。

 

注目してもらいたいのが、「主働筋が収縮すると、拮抗筋は伸ばされる」ということです。

そして、収縮する主働筋も伸ばされる拮抗筋も、どちらも症状に影響する可能性があります。

主働筋に不具合が生じると「収縮すると痛い」、拮抗筋に不具合が生じると「伸ばされると痛い」ということが考えられます。

 

肘を例にすると、

「肘を曲げると肘が痛い」という場合、曲げる作用の上腕二頭筋の不具合が考えられるし、曲げた際に正常に伸びてくれない上腕三頭筋の影響も考えられます。

なのでどちらの筋肉もみていくことが重要です。

 

また、肩関節の「外転がしにくい」「外転すると肩が痛い」という場合ですが、

内転作用のある(外転時に伸ばされる)広背筋や大胸筋が正常に伸びなくて肩関節外転に不具合が生じているというケースがよくありますあります。

 

このように主働筋と拮抗筋の両方をみていくことが重要です。

では最後に拮抗関係のある筋肉を簡単にご紹介します。

 

拮抗作用のある筋肉

体幹

屈曲:腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋

伸展:長背筋群、短背筋群

肩関節

屈曲:三角筋前部、大胸筋、烏口腕筋

伸展:広背筋、大円筋、三角筋後部

内転:広背筋、大円筋、大胸筋

外転:三角筋、棘上筋

肘関節

屈曲:上腕二頭筋、上腕筋、腕橈骨筋

伸展:上腕三頭筋、肘筋

股関節

屈曲:腸腰筋群、大腿直筋、恥骨筋、大腿筋膜張筋

伸展:大殿筋、ハムストリングス

内転:内転筋群

外転:中殿筋、大殿筋

膝関節

屈曲:ハムストリングス、縫工筋

伸展:大腿四頭筋・大腿筋膜張筋

足関節

底屈:下腿三頭筋

背屈:前脛骨筋

内反:後脛骨筋

外反:長腓骨筋

 

あげたらキリがないですが、こんな感じです。

主働筋と拮抗筋、どちらも意識してみれるようになると症状改善の手がかりになるので、ぜひ覚えておいてください。