整体と言ったら骨盤!骨盤と言ったら仙腸関節!というイメージの方が多いと思います。
事実、とても重要な部分ですので知っていて損はないと思います。
関節調整【仙腸関節】
仙腸関節はまだまだわかってないことも多く、何かと意見が分かれる関節です。
全く動かないと主張する人もいれば、数ミリ動くと言う人もいます。
しかし、動く動かないは関係なく、適切な刺激を加えるだけで体が変わるので必ずおさえておきたい関節です。
解剖
僕が仙腸関節のとあるセミナーに行った際、「仙腸関節は左右2つずつある」ということを言われました。
また、別のセミナーでは「仙腸関節は左右2軸ずつあり、それぞれの軸を短腕・長腕と言う」とのこと。
なかなか深そうですね・・・
そこで関節面をよく見てみると、
関節面が「L字」の形をしています。
これを見ると縦と横の「2軸」というのがわかるかと思います。この縦の方を短腕、横の方を長腕と言うそうです。
そして「関節が2つずつある」という意味も、おそらく「2軸ずつある」という考えとほとんど同じなんじゃないかと思います。
動き
仮に仙腸関節が動くとした場合、仙骨はこのように動くようです。
前傾・後傾
側屈
回旋
「右回旋」するときは「左側屈」を一緒に、逆に「左回旋」するときは「右側屈」を一緒にします。
ややこしいですね〜
上下
これらの動きがあると言われています。(諸説あり)
仙骨と腸骨
腸骨と仙骨の関係も重要です。
仙骨が前傾すると腸骨は後傾、
仙骨が後傾すると腸骨は前傾すると言われています。
また、仙骨前傾・腸骨後傾の状態の方が仙腸関節が安定すると言われています。
さらに右の腸骨が後傾、左の腸骨が前傾している人が多いと言われています。
そのため左の大腰筋や梨状筋が硬くなりやすくなり、左が坐骨神経痛になりやすいなどの特徴が出てくると言われています。
これも、諸説あるのであくまでも参考程度に覚えていただければ良いかと思います。
検査
後日記載
調整
調整で大事なのは関節面の「L字」をしっかり意識しておこなうことです。
仙骨前傾の動きを出す場合、
「L字」の部分は矢印の方向に動きます。
また、仙骨後傾を出す場合は、
「L字」の部分は矢印の方向に動きます。
上記のように「L字」の部分を意識して調整をおこなっていきます。
※これも諸説あるので、気になる方はググってみてください。
また、靭帯や筋肉にアプローチしていくことも重要です。
特に仙腸関節は靭帯を意識して調整してみると変化を出せることがあります。
特に仙結節靭帯や後仙腸靭帯などが大きく関係しています。
これらの靭帯はハムストリングスなど筋肉の影響を受けるため、筋肉や体全体を見ていくことが大切です。
より深く学びたい方はぜひお越しください↓