頭蓋骨について
頭蓋骨はとても深くて難しいです。
しかし、触れるようになると施術の幅が広がるためおさえておきたいところです。
基本的な知識として
- 縫合
- 反射点
- 脳脊髄液
- 筋膜
こんなものがあるというのは知っておきましょう。
縫合
頭蓋骨はいくつかの骨がつなぎ合うような構造をしていて、そのつなぎ目を「縫合」といいます。
この縫合を指標にして頭蓋骨を触っていきます。
縫合はつなぎ目ごとにあるのでたくさんありますが、上記の4つ(冠状縫合、矢状縫合、ラムダ縫合、鱗状縫合)が特に有名なので覚えておくといいと思います。
反射点
頭蓋骨には反射点(反射区)というツボのようなものがあります。
理論、人によって、考え方によって反射点は全然違うので、下記はイメージでご覧ください。
脳脊髄液
脳や脊髄を覆うように循環している脳脊髄液。全容量約130ml、24時間に約500ml生産されることから1日に3〜4回入れ替わっているそうです。※諸説あります
この循環は出産前のお腹の中にいる頃からすでに始まっていることから「1次呼吸」と言われ、出産後からはじまる肺での呼吸を「二次呼吸」と言います。
脳脊髄液が滞りなく流れることが生命維持に重要で、逆に滞ったりすることでさまざまな不調が現れると言われています。
頭蓋骨や仙骨などによるポンプの作用が循環に関与していると言われています。そのため、それらを調整し「脳脊髄液を促すぜ!」的なテクニックが世に溢れています。
筋膜(筋肉)
頭蓋骨にもたくさんの筋肉があります。
骨は押しても形は変わりませんが、筋肉なら多少は変わります。
特に咀嚼筋は変化が出やすいです。
具体的な施術方法等はスクール参加者さんのみにシェアしていきます。